小林沙羅が作詞作曲した「えがおの花」の合唱バージョンが誕生しました。
「えがおの花」合唱版誕生に寄せて
「えがおの花」は私にとって心の原点とも言える、大切な作品です。
東日本大震災の際に感じた無力感と絶望感、そしてその後被災地に歌いに行き、現地の方々との繋がりの中で生まれた希望とあたたかい思い、それらが言葉となってメロディーとなって溢れ出た時に、この作品ができました。その後も、悲しい事があるたびに、やりきれない想いを抱くた
びに、私自身この歌に支えられて来ています。
今回合唱版が生まれた事により、より多くの方々に歌っていただける機会が出来ました。
そしてこの歌の大切な部分である、人と人との繋がりから生まれる希望とあたたかい思いを、私個人とお客様の間だけでなく、共に歌う仲間の間でも生み出すことができるようになった事を、何より嬉しく思っています。
これからも歌う事で、あるいは歌以外のさまざまな方法で、優しさのつぼみを手渡して行くことができますように。そんな社会でありますように。世界がえがおの花で溢れますように。
合唱版の誕生に心から感謝し、希望を胸に、祈っています。
小林沙羅